行動変容を促すことで、
ウェルネスをもっと身近に

2019年に森トラストグループ横断のウェルネス事業検討チームによる活動を始め、2020年6月よりコロナ禍での世界的な健康意識の向上による新たなニーズに応えるため、森トラストグループ全体でウェルネス体験を提供する「Wellness Goキャンペーン」を始動。様々な視点からウェルネスを取り入れ、事業の枠にとらわれない新しいサービスの提供を強化しました。予測できない時代の中で、「心身を健やかに保ち、自分らしく生きることを楽しむ」ことを応援したい。その想いから、2021年2月にウェルネスの専門組織を立ち上げました。ウェルネスという領域の広さ、その無数の可能性への挑戦とともに、日本におけるウェルネスの発展へ貢献していきます。

POINT
01

「ひと」を中心に価値提供を考える


それが森トラストのDNA

不動産の会社というイメージが強い森トラストですが、都心の大型複合施設の開発も、リゾート地におけるホテル開発も、ただ単に建物を提供してきたわけではありません。私たちは、ワーカーやゲストに価値を提供することで地域や社会に貢献することを使命としてきました。働き方やライフスタイルの多様化、それを実現する技術の進化に伴い、これまで以上に「ひと」、そして「一人ひとり」に寄り添った価値提供を追求していきたいと行動に移していくうちに、自然な流れでウェルネスという領域にたどり着きました。日本でのウェルネスの浸透・発展はまだまだこれからです。私たちはこの事業を通じて、一人ひとりにとってウェルネスをより身近な存在にし、それぞれの豊かさを実現するために活用していただけるような取り組みを広げていきます。

POINT
02

「行動変容をいかに促すか」をテーマに


デジタル技術を活用する

ウェルネスにおいて、デジタル技術の活用はとても有効です。DXの推進によって個別化・情報化というものが同時に進み、パーソナライズ化されたサービスの提供があらゆる分野で実現されていっています。そこで森トラストは、「ウェルネスに対する行動変容をいかに促すか」をキーワードとし、デジタル領域における先進的な技術・サービスをもったスタートアップ企業を中心に、国内外問わず様々なリソースとのco-creationを行っています。また、日頃からワーカーの健康面や生活面をサポートしている各企業の人事部門の方へのヒアリングや情報交換も大切にしています。ヘルスケアやメンタルケア、今まさにワーカーが感じている課題など幅広い視点で、ニーズ・課題と技術の繋ぎ合わせを思考し、新たな事業化への検討を重ねています。

POINT
03

目に見えない不安を、安心に変える


「空気を選ぶという選択肢」を

コロナ禍において、「空気」の安全性に対するニーズが急速に高まりました。一人ひとりの豊かなライフスタイルに貢献するには、誰もに関係するこの「空気」という目に見えないものに対しても新たなソリューションを提供したいと考えました。そこで、空気の課題に高い専門性と実績をもつ米国のPure Solutions社と、包括的なプロセスで室内環境を清浄化しクリアな状態を維持するプログラム「Pure wellness room」の日本独占販売店契約を締結。自社施設への導入だけでなく日本全国へ広く展開していきます。海外の企業と連携して一つのビジネスを行うという森トラストグループの取り組みを通じて、部屋や食事を選ぶように、空気を選ぶという選択肢への社会的ニーズに応えていきます。

無数の可能性がある
「ウェルネス領域」の
エコシステム構築を目指して

ウェルネスという領域はとても広く、身体の健康だけではありません。メンタルヘルスはもちろん、「社会的」「環境的」や、「自分磨きで美しくなる」というようなところにも繋がっています。これまで都心でのオフィス事業や、リゾート地でのホテル事業を通じて、真逆の軸にある平日・休日へそれぞれの価値提供を行ってきましたが、人の生活にはその間に計り知れないグラデーションがあるということも感じています。そのグラデーションのあらゆるシーンに対して、様々なコンテンツを研究し、どのような繋ぎ合わせができるか構想を練りながら、ウェルネス事業にある無数の可能性を開拓しつづけていきたいと思います。そして森トラストグループで、「ウェルネスを取り巻くエコシステム」づくりに貢献し、一人ひとりのライフスタイルがより豊かなものになる未来をつくっていきたいと思います。