Q
これまでのキャリアを教えてください

品田最初は営業本部配属で、1年目はオフィス営業担当、その後2~4年目は商業営業担当として、宮城県仙台市にある『仙台トラストタワー』開業に向けたリーシング(商業店舗の誘致)などをしてきたね。
次に人事グループ配属となり、給与・採用・社会保険などを担当。
その後、森トラスト・ビルマネジメント株式会社(森トラストグループの保有物件の管理を担う)の経営企画室にて、技術職採用をしたり、外部物件の受託業務、会社全体の業務効率化などを行ってきました。
そしてまた人事グループに戻ってきて、給与・社内で行う懇親会など複数の業務を担当しながら、マネジメントをしているという流れかな。
川崎私は、最初はホテルの会員権についての業務を担当。
その後、営業本部の事務担当として、営業用のデータベースツールを作る業務をしていました。
その後、旧アセットマネジメント部にて、ホテルの新規契約関係や企画を担当しました。これらの仕事は、その後、部署が変わっても継続して関わっています。この部署では、加えて既存ホテルの予算を担当して、その後、開発企画部にて開発業務を経験。
その後は石原君と一緒に投資事業部で、海外投資案件の検討、国内企業の買収検討。
育休前には事業推進部にて、自営レストランと自営スパの立ち上げを行った。
育休明けから現在にかけては、開発企画部に戻ってきて、ホテルの開発に取り組んでいるよ。
(※ホテルのアセットマネジメントを担当する部署で、現在は開発本部と事業推進部が担っている。)

石原私は、最初の2年半、発注部で購買業務全般と社会人としての基礎を教えていただいたよ。
それから『仙台トラストシティ』のオープンのタイミングで仙台支店が立ち上がり、総務担当として転勤。そこでは複合用途ならではの会議体運営や、震災対応、広報対応、エリマネ担当、店舗リーシング、などとして奔走した。ちなみに、震災復興に向けて復興イベントを行ったことが今の仙台トラストシティでの様々なイベントやCo-Creation(森トラストで行っているエリアマネジメントのこと)の始まりになっているね。
その後、東京に戻るタイミングで不動産開発本部に異動になり、1年半程、川崎さんと同じ部署で仕事をしていたね。当時は『赤坂トラストタワー』等の特区貢献用途の検討や海外不動産の取得検討に取り組んでいたかなぁ。
伊達社長が就任されたタイミングで投資事業部に異動して、自分含め社員3人でベンチャー投資事業を手探りで始めました。コワーキングスペースの立ち上げも、ここで経験したね。
現在は発注部に戻ってきて、新築工事の発注などの業務を行っているよ。
荒巻私は皆とちょっと違って、新人のときからずっとコンストラクションマネジメント部。ずっと同じ部署というのは社内でもかなり珍しいかな。
やっている業務は昔から基本変わらなくて、設計と建設について取り組んでいる感じ。ホテル、オフィス、住宅、店舗の共用部…建物の用途は全部やってきた(笑)。
抱えてきたプロジェクトの変遷としては、最初に『丸の内トラストシティ』の竣工前の検査、次に京橋トラストタワーのホテル・オフィスの複合開発検討、それから『翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都』の開発。同時に、メガソーラーの開発などもやっていたかな。その後、既存ホテルのリブランドに伴うリニューアル工事、今の『赤坂トラストタワー』開発や他オフィスの共用部リニューアル等、色々やってきたという感じだね。

Q
管理職になってみてどうですか?

石原管理職になる前は、部署・自分のやっていることを優先的に考えていたけれど、管理職になってからはもう少し広い目で見れるようになったかな。入ってくる情報も他部署の情報や、機密性の高い情報が多くなったから、俯瞰的に見てこっちを優先すべきだな、とか会社全体のことを考えて動けるようになってきた。
荒巻コンストラクションマネジメント部では、自分が担当する実務も持ちながらマネジメントも並行して行う場合も多いから、「自分がやった方が早いけど部下に任せるべきだ」とか「自分の立場でやるべき業務な何か」とか、プレイヤーとしての自分の業務と部下育成とのバランスが難しいかも。
品田自分が若手の頃は自分のやりたいことを否定されることはあまり無くて、「上が責任を持つから、安心して自由にやりなよ」と言ってもらえていた。それは今も変わらず森トラストの風土になっている気がする。

荒巻業務の全てを明確に指示はするような会社ではないよね。指示されるという感覚は、後輩時代も今も無くて。全て指示されて、間違えていたら怒られる、ということはほぼ無かった。今マネジメントをする時も、もちろん軌道修正はするけれど、絶対的な正解がないことも多いから、部下のやりたいことを反映させながらプロジェクトを上手く推進させることを意識しているかな。
川崎そうだね。ルーティーンワークの事業ではないので、不測の事態に対応できるようになるには、付け焼刃ではない力を地道に付けていかねばならない。「自分で考えて行動できる」ような人材になってもらえるように、は意識しているかも。
石原事業柄、市況の変化が激しいから、自分で数字を見て自分で考えることが大事だよね。
若手の子達には「こうした方が良いよ」、「これはこうだよ」って教えるけれど、ある程度経験を詰んできた中堅層には、「どうすればいいですか」から入るのではなく、自分なりに調べて考えた意見と共に、「こうやって進めたいです」と示しながら取り組んでもらえれば、と思いながら接しています。

Q
入社17年目で、
仕事上同期との絡みはあるか

荒巻絡みは沢山あるね!新人の時は他部署に同期がいたら安心だったけれど、今はその安心感をより感じる。マネジメント側に回ったからこそ、同期がいる部署だと「ここだけの話」として打合せも出来るし。
石原お互い大事な状況下で重要な情報を持っているから、正確な情報共有ができていると思う。
川崎マネジメントの立場としての悩みや、それぞれの部署の状況も聞ける。例えば、全部署共通の提出資料があった時は、「どういう考えであの資料書いた?」とか(笑)。
荒巻分かる。うちの代は仲が良いと言われるけれど、ほぼどの部署にも同期がいるから、余計繋がりが生まれているのかも。
石原確かに。同期はもちろん先輩も一緒に誰かの家に行って遊んだり、家族ぐるみで仲良くさせてもらっている人もいるよね。
品田近くに住んでいる同期もいて、家族で遊びに行くこともあるよ。
川崎クールな人が多いからかさっぱりとした付き合いをしているとよく言われるけれど、同期として良い感じの距離感で関われているよね。
Q