Q

産休育休期間はどれくらいですか?

村上まずは会社の制度をご紹介します。
産休は産前6週間、産後8週間。
育休は1歳になるまでだけど、保育園が入れない場合は1歳半~最大2歳に達する日が属する年度の翌年度の4月30日まで取得可能というように、柔軟に対応しています。
時短勤務は小学3年生まで可能。0歳の時は5時間、後は6~7時間の数パターンから年度ごとに選べるようになっています。

籾井お二人は実際、どのくらい取得されましたか?

村上私は子供が3人いますが、連続ではなかったので毎回産休育休を取り直していました。一番上の子の時は産前休業から1年ちょっとですぐ復職でした。10年位前のことだったので、保育園数が今よりも少なく、0歳で入れてしまわないと、入園が難しい時代・地域だったの。
2人目も1年弱、3人目は1年数か月休みましたが、誕生月によって何歳で保育園に入園させるかが異なってくるため、入園時期に休職期間を左右される方は多いのでは、と思います。

長友私は子供が1人で、保育園が激戦の時期に出産しました。生後半年後の4月に保育園を申し込んだけれど入れず。翌年の4月も入れなかったのですが、紆余曲折あって5月になんとか入園。働く女性の人数と保育園の枠が見合っておらず、大変な時期だった...。結果的に、1歳半まで産休育休を取ることになりました。

Q

復帰後の部署はいかがでしたか?

長友復帰後の部署として、希望して管財グループに来ました。入社~産休までずっと開発にいたので、それしか知らずにやってきたし、当時は長く働く風潮があった時代。
そんな中で仕事も子育ても100点満点で両立したかったから、どういう部署に行けば、自分の能力を活かしつつステップアップできるかを考えていたの。産休中でも定期的に人事面談をしてくれたり、会社の皆が家に遊びに来た時に相談に乗ってくれたりするうちに、管財グループでなら開発で関わったプロジェクト地以外のことを扱いながら、不動産業務の知見を活かせると思って希望を出したところ、うまくマッチングして希望を叶えてもらえました。
実際に管財グループに入ってからは、楽しすぎてびっくり!全国に140物件もあるのにどれも全然知らないし、「この物件はこんな開発経緯があったんだ、こんな権利関係で成り立っているんだ」と、衝撃を受ける日々で。年次が上がっても次々と新しいことを学べて、開発時代に得意だった関係者との協議も多いから、「能力は活かし続け、ステップアップする」ということが実現できているかな。

村上私は1人目の産休前までずっとコンストラクションマネジメント部にいたのだけど、復帰時に特段部署希望は出さなかったかな。当時は上の世代に女性の総合職社員が多くない状況だったので、どこの部署だったら育児との両立が可能かイメージがつきにくくて。結果、営業本部の住宅グループ(今はグループ会社で行っている賃貸住宅の営業がメイン)に配属されました。理系出身だから領域の違う部署ではあったけれど、前向きに楽しんでやっていました。
そこから1年くらいでまた産休。今度の復帰時も希望は特に出さず発注部に配属され、『イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古』の新規開業のサポートなどを進めていたかな。
その後、森トラスト・ビルマネジメント株式会社(森トラストグループの保有物件の管理を担う)に出向異動して、また産休。このタイミングでは、「育児と両立できる部署で」と希望を出したところ、総務配属になり、本社移転などに携わりました。
さらにその後、現在の人事グループに異動になったので、細々と様々な部署を回ってきたキャリアですね。元々ホテルに携わりたくて入社しているから、今後はホテル方面の部署に戻るのもありだなと思っているところ(笑)。

Q

子育てとの両立で何が一番大変ですか?

村上子供が毎月、突然体調不良になるのが大変。それが3歳位まで続いて(笑)。当時はコロナ前でテレワークの文化がなかったのでテレワークが出来なかったから、誰かに急ぎの仕事はお願いしないといけなかったのね。念のため、そういう時でも対応してもらえるよう、自分一人で業務を抱えないようにはしていたけれど、いざ体調不良となると毎回不安だった。

長友うちは、子供が元気すぎて風邪を引かなかったのだけれど、逆に自分が産休中に体力を消耗してしまって、自分の体調管理の方が大変だった…(笑)。
それと、自分の親が「完璧なお母さん」をこなしていたのを見て過ごしてきたから、「ちゃんと育てなきゃ」という気持ちが強くて。ちゃんと手料理を食べさせるとか、絵本を沢山読み聞かせるとか、細かなところまでやらないといけないと思っていたけれど、時短制度のおかげで実現できた。
仕事に関しては周りの環境に恵まれていて、16時を過ぎると部署の先輩が「ほら、帰りなさい」と促してくださってありがたかったかな。
両方80点しかできない、というのではなく、家事・育児にしっかりと時間を使えたのは会社の制度や周りの方々のおかげだと思っている。

籾井なるほど…。お子さんやご自身の体調などによっては、急な休みを避けられないように感じましたが、実際のところ突然の休みは取りやすいですか?

長友取りやすいのではないかと。
別の会社に勤める友人と同じ時期に育休に入ったのだけれど、制度の充実さにとても驚かれた!時短勤務が16時まで、しかも小3までというのはもちろん、制度では無くても個人の事情にあった働き方を相談させていただけたり…。社員が一個人としての人生計画を調整できるよう、人事側から率先して配慮してくれているから、勤めやすい環境が備わっていると思う。

村上私も友人と話す中で、フレックス勤務(※変更の可能性あり)も出来て、時短もできるという会社が多くは無いと知って、良い会社だと思いましたね。

長友例えば急に病院行きたいとなった時、昔は午前休を取らないといけなかったけれど、今はフレックスと時間休をうまく使って行くことができる。逆にフレックスを後ろに回して15時に退勤すれば、小児科も間に合うからありがたいよね。

Q

両立の上でのモチベーション維持は
どうしていますか?

村上家では3人も子供がいて、しっかり家事をやらないとという気持ちになるけれど、会社に来てしまえば大人同士で何かを生み出すということが出来るから、うまく気分転換を出来ている気がする。年々体力は落ちるし自分の体調と相談が必要ではあるから、その辺りは有給などを活用してリフレッシュする時間を持つようにしていますね。好きな美術館やライブなどに子供や友人と、時には一人で行くことが最近の楽しみです。

長友外の世界との繋がりを持つことで、維持できているかな。人と会話したり、環境が変わることが好きだから、ランチしたり出張終わりに森林浴をしたり(笑)。
管財グループならではで全国を移動したり、社外の方との現場仕事も多かったりと、オンオフのバランスはとりやすい環境かと思う。ヘビーな交渉や仕事ももちろんあるけれど、性格と合っているからこそ逆にやる気が湧いてくる。
だからこれから育休を経験する方は、自分自身と部署の適正や復帰後の働き方のイメージがあると、両立しやすいと思う。

籾井反対に、産休育休の経験が現在の仕事に活かされていると感じることはありますか?

長友沢山あると思う!子育てって、自分とは別人の子供と向き合うもの。会話の目線が全く違う人に伝えるというのは、社内外の人たちに伝えるということと全然違うようでいて似ているなと感じたかな。
あとは、この年になると新しく友達を作る機会って減ってしまうけれど、子供のおかげでママ友が沢山できたことは素晴らしい財産だと思う。いろいろな分野で頑張っている女性に出会えて、学ぶことも多いし、自分も頑張ろう!という意欲につながっています。

村上私は、マルチタスクが自然と身に付いたと感じる!仕事でも子育てでも、複数のことを滞りなく進めるために、意識を分散させることはできるようになった。

長友若い時は、全部自分でやらなきゃと抱えがちだけれど、段々と周囲に頼らないと仕事も回らなくなるものなので、それと共に素直に「助けてください」、「お願いします」と言えるようになっていく。仕事は自分だけが良ければいいのではなく、協力していくことが大切だと、改めて認識できたと思う。

Q

最後に皆さんから就活生へ
メッセージをお願いします!

長友自分がどんな仕事に向いているのか、案外やってみないと分からないものです。そして、自分が思う「私」と、周りから見えている「私」も必ずしも一致しないもの。
そんな中、企業側に皆さんの可能性を伝え、働いている姿をイメージしてもらえるような活動ができると、良い結果が伴うと思っています。頑張ってください!

村上もし何を職業にしたいか?と迷ったら、今まで自分が心が動いた瞬間を思い出してみてください。何を見ているとき?何を考えているとき? もし森トラストにご縁があったら、皆さんの原体験に基づいた熱い思いを面接でお聞かせ下さい!(その時私が人事にいたらですが‥)

籾井森トラストでは若手のうちからやりがいを持って働ける環境が整っています。困ったときには部署や年齢の垣根を超えて相談できる相手が多いことも、アットホームな雰囲気の当社ならではの魅力です。
是非説明会や社員訪問を通じて職場や社員の雰囲気を感じていただき、ご自身との相性を探ってみてください!